IT転職の際に年収を上げたい場合

私の勤務していた企業はいわゆる協力会社の人に来てもらい、プログラムを作ってもらうことが多かったのです。彼らは我々と同じように働いているのに、我々より給与が低いのですよね。発注を出す側からすると、幾らで発注しているかはわかるので、そこから会社が利益を何割か取り、更に孫請けになるとまたしても削られ…同じ仕事なのに年収にどれだけ差がつくのか、考えると恐ろしい、と思いました。優秀な人が何人もいるので、転職を考えたことはないのかと尋ねてみたら、大きな企業だとプログラム以外のことをしなくてはならなくなるのが嫌とか、今の会社の人に恩があるとか、なるほどという理由でした。私の場合はそういう縛りはなにもなかったので気軽にIT転職に踏み切りましたが、この転職を機会に年収をアップさせる方法もあるのです。
価値観は人それぞれなので、年収よりも仕事の内容を選びたい人もいるでしょう。でも、同じ仕事なら年収は上がってくれたほうがありがたいですよね。私はやはり、転職先の企業の選び方がポイントだと思います。大企業ならいいというわけではありません。自分の技術を売り込める相手を選びましょう、ということです。相手の企業にも「こういう事業を展開したい」という未来像があります。それを読み取り、これからのあなたの会社には私が役に立ちますよ、という売り込み方ができれば、年収の増加も不可能ではないのです。このタイプの自己セールスはベンチャーなどには特に向いていると思います。私はこの方法で、ベンチャー企業から当時の年収よりも上の金額を提示してもらいました。
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